女子校からの挑戦


先生には高1の秋からお世話になりました。ほとんどが文系に進む女子校で、心細かった医学部志望でしたが、先生のご指導で効率よく学習ができ、現役合格が果たせました。本人は最初から東京女子医大を目指しておりましたが、私どもでは人脈的な関係や本人の受験適性から、帝京医学部なら、と考えておりました。ただ、帝京医学部を第一志望にするにしても他の医学部も受験する以上、数学なしというわけにいきません。その数学が特に苦手で不安を感じておりましたが、予備校の講習などの不必要な難問を廃し、基本事項を徹底的に身に付けたことが、高3になってからの演習でたいへん役に立ったと、本人は申しております。学校の授業やテキストをきちんと吟味され、定期テスト勉強を受験勉強に直結させてくださったことも現役合格のポイントでした。

最短で志望校すべてに合格できて嬉しいかぎりですが、その間は山あり谷ありでした。勉強の計画をはじめ、それを実現するための学校生活での悩みは、すべて先生に打ち明けていたようで、私どもは安心しておりました。父親が医学部を受けたのは何十年も前のことで、また開業医同士も子供の実情は率直に語り合いづらく、とりわけ帝京医学部や埼玉医科、獨協大学医学部、東京女子医大といったところの情報は限られておりました。右も左もわからない状態の中で、医学部専門を唱えるところの多いこと。先生はそれらのテキストや講座をも、やみくもに否定されることはなく、必要に応じて勧めてくださいました。一方で不要としてはねてくださった数々の代物については、もしそれにはまり込んでいたら、早期合格にとって不要というより、むしろ有害であったと背筋が寒くなります。

このように生徒第一のご指導を与えていただけたのも、派遣会社を通す場合と違い、営業マンやスキルの低い他の教師の介入がなく、専門プロの忌憚ない御意見に耳を傾けることができたため、と納得しております。

(杉並区在住 東京女子医大・聖マリアンナ医大・帝京大医学部合格 保護者)